赤ちゃんの乳歯が生え始めると歯並びが気になるママも多いのではないでしょうか?
特に生え始めの時期に、歯と歯の間に隙間があったり、指しゃぶりをする癖があったりすると、歯並びが悪くなるのでは?!と心配になりますよね。
私も子供の前歯がVの字気味に生えてきてしまい心配しました。
今回は、赤ちゃんの歯並びを悪くする原因と予防法についてご紹介します。
すきっ歯でも大丈夫!?
まだ生え始めの赤ちゃんの歯は、間隔が空いていていわゆる「すきっ歯」であるのが正常な状態です。
永久歯もこのままの状態で生え変わるのかと心配になりますが、逆に間隔が空いていないと一回り大きな永久歯が生えにくくなってしまうそうです。
お友達のお子さんは、乳歯のころから歯と歯の間隔が狭く食べ物が歯に挟まりやすくて、歯ブラシに加えてフロスまでしていて大変そうでした。
成長して永久歯が生えてくると、スペースが狭いからか歯と歯が重なって生えてきてしまったそうです。
先ほど子供の歯がV字に生えて心配したと書きましたが、最初はそのように生えてくるそうです。
だんだんと他の歯が生えてくるにつれ改善されます。
赤ちゃんの歯並びが悪くなる原因は?

私が歯科検診で歯医者さんから伺った原因の一つ目は「遺伝的なもの」でした。
パパ・ママの顎が細い(狭い)と、赤ちゃんにも遺伝する場合が多く、そうすると歯が生えるスペースが取れないため歯並びが悪くなりがちだという事でした。
そして原因の二つ目は「生活習慣によるもの」でした。
虫歯はもちろん、指しゃぶり・爪噛みなどの癖、口呼吸や頬杖などの生活習慣が挙げられます。
虫歯や指しゃぶりなんかは予想出来る範囲内ですが、口呼吸というのは以外で驚きました。
口呼吸をすると口の中が乾きやすくなり虫歯のリスクが高まるそうです。
予防法はある!?その方法は?
原因別に予防法を見ていくと・・・
・遺伝的なものの場合
なんとなく「遺伝」と聞くと「それじゃあ仕方が無いか~」とあきらめがちですが、出来る事があります。
柔らかいものばかり食べないで、硬いものもしっかり噛む習慣をつけさせることで顎が発達しキチンと歯が生えるスペースを確保できます。
子供が好む洋食(ハンバーグやカレーなど)ではなく和食中心の食生活にすると顎も鍛えられますし健康的でお勧めです!
案外子供は出汁の利いた和食が好きなものです。
また、どうしても心配な方は乳歯期での矯正も行っている病院もありますので相談してみるのも良いでしょう。
・虫歯
乳歯は永久歯のガイド役のようなものなので乳歯が虫歯になっているとその後に生えてくる永久歯にも影響が出ますので気をつけたいものです。
歯磨きはもちろんフッ素を塗ったりすることで虫歯予防効果を高められます。
定期健診するよう心がけておくと、万一虫歯になってしまった場合も早期発見できます。
我が家では3ヶ月に1度の定期健診の際にフッ素を塗ってもらっています。
定期的に歯医者さんに行くことで歯医者さんへの恐怖感もなくなるのでお勧めです。
・指しゃぶり・爪噛み
長い間指しゃぶりなどを続けていると、前歯が押し出されて出っ歯になったり歯並びに影響します。
ですが生え始めの時期はそれほど気にすることはありません。
うちの子も爪を噛んだり、服の裾を噛んだりする癖があり、心配して歯医者さんに相談すると、「3・4歳の幼稚園に入るまでにはやめられる様に目指しましょう。」と指導されました。
「今すぐやめさせなきゃ!」とあせって急に止めさせて、本人の負担やストレスになると可哀想です。
指しゃぶりしていたら「止めようね~」など声かけしながら手を外してあげるといいでしょう。不安だったり口寂しい事が原因だったりするので、ゆっくりと気長に対処しましょう。
うちの子は断乳後に最もこの癖がひどかったのですが、熱中できる遊びや大好きなものを見つけてからいつの間にか収まりました。

・口呼吸
先ほども書きましたが、口呼吸をしていると口の中が乾いて虫歯のリスクが高まります。
お口が開いて口呼吸をしていたら「お口とじようね~」と声かけしてそっと口を閉じてあげてください。
アレルギー性の鼻炎などの場合は鼻呼吸できなくて口呼吸になっているので耳鼻科へ相談したほうがいいでしょう。
・頬杖
頬杖や変な姿勢などどちらか一方の顎に力のかかる姿勢をとっている場合も注意が必要です。
まとめ
1.すきっぱ、V字は大丈夫!
2.虫歯にさせない事が大切!
3.指しゃぶりは気長に。
4.普段から顎を鍛えよう!
5.定期健診を忘れずに。
歯や歯並びは一生物。
ママの心がけでぜひ赤ちゃんに綺麗な歯並びと丈夫な歯をプレゼントしてください!