
中学生になり塾に入れようと思っても、どの塾がいいのか分からないですよね。
個別指導と集団指導のどちらがいいか、講師は選べるか、料金はいくらなのか、などなど。
でも、その前に!これは大事なことですが、
「塾に通う=成績が上がる」は大きな間違いです。
本人のやる気がない限り、成績は絶対に上がりません。
ただし、やる気をあげる方法として塾に通わせるのはいいと思います。
今は一児のママの私ですが、学生時代から塾の講師をして、その後、個別指導塾で教室運営の仕事をしていました。
元塾の教室長で塾講師だった私が、塾選びのポイントを紹介します。
集団塾と個人指導塾の月謝の違いは?
料金は集団塾の方が圧倒的に安いです。
しかし、集団塾は学校と同じ授業スタイルなので、学校の成績がある程度取れていないと入塾できない場合があります。
個人指導と集団指導では、だいたい1万円くらい違ってきます。
「成績が悪い」「苦手科目だけ通いたい子」は個別指導がおススメです。
例えば、中学2年生で週3回、5教科通う場合
集団塾 : 28,000円から30,000円(平均相場)
個別指導塾 : 45,000から70,000円(平均相場)
教材費はどちらも大体50,000円ほどで差はありません。
入会金は20,000円から30,000円くらいかかりますが、塾業界はキャンペーンで無料になる時期が長いので、無料キャンペーン中を狙うといいです。
塾の費用は安くはないので、学校の成績が「オール4以上」で5教科まんべんなく習いたい場合は集団塾がおススメです。
集団塾は社会人講師が多くスパルタ!

集団塾は社会人講師が多いです。
1教室に正社員が2~3人いて、教室長はベテランの先生がやっています。
授業スタイルは、学校と同じでみんな一緒に進んで行きます。
授業中は、普通に指されるし、宿題も多く出されるところが多いです。
また、保護者面談は少なく「入塾面談のときしか、教室長と会っていない」なんて人もいます。
長期休みの講習も「書面での申し込み」が多いようです。
入塾テストがあり、学校の成績と合わせて入塾できるか決められます。
成績がオール3以下の子は、テストも受けられず門前払いされるケースもあります。特に成績保障がある所は、学校の成績が重視されるようです。
個別指導はオーダーメイドだが、授業料が高くバイト講師が多い
個別指導はアルバイト講師がほとんどで、正社員は教室長のみの場合が多いです。私も教室長時代は、正社員は私一人で、あとはアルバイト講師を授業に入れて、運営していました。
大学生のアルバイト講師が多いので、集団授業に比べて質問しやすく、年が近いから生徒も相談しやすいようです。
また、中学生はちょうど思春期なので、些細なことで講師を嫌うこともあります。
集団塾では講師は替えられませんが、個別指導はそれが可能です。
ただ、個別指導でも入塾テストはあります。
成績保障がある所は、集団塾と同じで学校の成績と入塾テストの結果で入塾できるか決まります。
成績保障がない個別指導は、どんな生徒でも受け入れてくれる所が多いです。
私が働いていた塾も成績保障がなく、どんな子でも受け入れていました。
入塾テストをする目的は「何ができていて」「何ができていない」の調査をするものでした。
なので、オール1に等しい子がいましたし、苦手な1教科だけを受講したいほとんどオール5の子もいました。
保護者面談は年に3~4回あり、講習は面談で教室長から提案されます。
テスト対策についても、教室長から電話があったりします。
ですから、個別指導はよく言えば「面倒見がいい」ですが、悪く言うと「うっとしい」と思われます。特に、働いている保護者さんから「面談に行く時間が面倒くさい」と言われたこともあります。
また、先ほども言ったように個別指導は授業料が高いです。
通常授業に加え夏季講習で10万以上かかるケースもあります。
個別指導で5教科の受講は、通う方も大変です。
成績が悪い子の場合、そもそも学習習慣ができていませんから、はじめは週2回までにしておいた方がいいと思います。
無理やり塾に行かせても、結局、続かなくなってしまいます。
中学生の塾の選び方 まとめ
月謝は個別指導の方が、圧倒的に高いです。
入会金は20,000円から30,000円くらいかかるので、無料キャンペーンなどを狙うといいです。
集団塾は社会人講師が多くスパルタです。
授業スタイルは、学校と同じでみんな一緒に進んで行きます。
入塾できるかは、学校の成績と合わせて決められます。
個別指導はアルバイト講師がほとんど。
集団塾では講師は替えられませんが、個別指導はそれが可能です。
成績保障がない個別指導は、どんな生徒でも受け入れてくれる所が多く、保護者面談が年に3から4回あります。
「塾に通う=成績が上がる」は大きな間違いで、まずは、本人のやる気が一番です。
お子さんにとってどのスタイルの塾がいいのか、お子さんとも話し合ってみてください。