真っ赤なポインセチアがお部屋の中にあると、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれますね。
クリスマスの花といわれるポインセチアですが、意外にも寒さには弱い植物です。
ポインセチアは、元々は温暖なメキシコ中西部の山地に自生していた植物なので、日本の寒い冬は注意が必要です。
私も、ポインセチア買ってきてすぐにダメにしてしまった経験があります。
冬に花屋さんの店頭に並ぶ植物ですから、寒さには強いのかと勘違いしていました。
せっかくのポインセチアですから、お家でもちゃんと管理してあげたいですよね。
今回は、ポインセチアの1年間を通して季節ごとの管理方法について説明します。
ポインセチアの管理方法!-年間のスケジュール-
ポインセチアの管理方法を知らずに育てると、冬を越せずワンシーズンで終わってしまいます。
ポインセチアの管理で気を付けることは、置き場所と水の与え方です。
ポインセチアは、比較的乾燥気味に管理するのがよいです。
ポインセチアは4月から10月が生育期で、この時期によく育ちます。
そして、11月から3月は休眠期です。
休眠期は水の吸収が少ないので水やりは控えめにします。
ポインセチア 冬の管理
ポインセチアはクリスマスの頃に花屋さんの店頭に並びますが、寒さには弱い植物です。
寒さに気をつけて管理してあげれば、春先まで赤い苞のポインセチアを楽しめます。
冬の間は、日当たりのよい、10℃から25℃くらいの室内に置きます。
寒さに弱いので、室内の最低気温は10℃を保つようにします。
それから、暖房機の温風が直接当らないように注意してやってください。
ポインセチアはお日さまが大好きですから、昼間は日当たりのよい窓辺に置いてあげましょう。
でも、夜になると窓辺は冷え込むので、窓から離して、冷気の当らない部屋の真ん中に移動させます。
冬の間は休眠期ですから、春になって新芽が出はじめるまでは、ほとんど水を吸わなくなります。
冬は水を与え過ぎないように乾燥気味に管理するのかコツです。
水は土が乾いて、3日から5日たってから水やりをします。
ポインセチアの大きさ、鉢の大きさによって違いますが、だいたい4日から5日に一度の水やりで大丈夫かと思います。
お宅のポインセチの状態を見ながら水を与えてください。
冬は植木鉢の中の土が乾燥するのに時間がかかります。
水を与える前に、植木鉢の中に指の第一関節まで土の中に差し込んで、土が乾燥しているかを確認してください。
ポインセチアは茎や葉っぱに水がかかると傷んでしまうので、手で葉っぱをよけて、株元に水を注いでやってください。
冬場の水やりは根が傷まないように、天気の良い日の午前中にやります。
受け皿にたまった水は、そのままにせず捨てましょう。
枯れた葉っぱは摘み取ってあげましょう。
また、冬は休眠期ですから肥料は与えません。
ポインセチア 春になったら-4月から-
4月から10月は生育期です。
春になって霜の心配がなくなる桜の咲く頃になったら、屋外に出して日光に十分当ててあげます。
生育期は、よく水を吸いますから、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
茎や葉っぱに水がかかると傷んでしまうので、手で葉っぱをよけて、株元に水を注ぎます。
肥料は1ヶ月に1回与えてください。
ポインセチア 春から夏にかけて-5月中旬頃には剪定を-
5月に入ったら剪定をしてから植え替えてやってください。
ポインセチアは、温かくなるとぐんぐん育っていきますから、その前に剪定をして、ひと回り大きな鉢に植え替えをします。

ポインセチア 夏の管理
ポインセチアは温暖なメキシコ原産の植物ですから、比較的暑さには強いです。
夏は生育期で、この時期は元気に葉も大きく育ちます。
ただし、真夏の強すぎる日差しは葉焼けを起こしてしまうので、11時から15時は風通しのよい日陰置いてあげてください。
夏は暑いから水を頻繁にたっぷり与えてしまいがちになりますが、与え過ぎはよくないです。
ポインセチアは適度な乾燥が必要な植物。
夏でも、必ず、土が乾燥してから与えるようにします。与えすぎると根腐れをおこしてしまいます。
ポインセチア 秋になったら-短日処理に挑戦しよう-
ポインセチアは、元々はメキシコ中西部の山地に育ち、日さまが当る時間が短くなったら葉っぱを赤くする「短日植物」です。
メキシコの山の中なら、日が落ちた夜は真っ暗ですが、日本ではそうはいきません。
なので、赤いポインセチアを楽しむためには、人工的に光を遮ってやらなければいけません。
クリスマスに赤いポインセチアを楽しむには、”短日処理”をしてやってください。
短日処理は、日照時間を12時間以内にして、2ヶ月ほどかかります。
9月下旬になったら、17時から翌朝の8時までは、毎日かかさずダンボールなどをかぶせて光を遮ってやります。

ポインセチア 初冬から-11月頃から-
11月から3月のポインセチアは休眠期です。
外の気温が15℃より寒くなったら、室内に移します。
冬は10℃から25℃くらいの室内に置いてください。
ポインセチアは日光が大好きな植物。
窓辺の日光の当たる場所は、ポインセチアには過ごしやすい環境です。
でも、冬の窓辺は、夜になると一気に気温が下がってしまします。
この気温差が大きいのはポインセチアにはダメージになりますから、夜は窓辺から離してやってください。
冷気の当たらない部屋の真ん中に移動してあげるのがよいです。
水は、植木鉢の土が乾いて3日から5日たってから与えます。
冬は植木鉢の中の土が乾燥するのに時間がかかります。
水を与える前に、植木鉢の中に指の第一関節まで土の中に差し込んで、土が乾燥しているかを確認してください。
また、苞がしおれ気味な時も水をやるタイミングです。
水は葉っぱをよけて、株元に注いでやってください。
冬場の水やりは根が傷まないように、天気の良い日の午前中にやります。
また、受け皿に出た水は、そのままにしないで、ちゃんと捨てましょう。
新芽が出始めるまで、ほとんど水をすいませんから、水のやり過ぎに注意しましょう。
根腐れをおこしてしまいます。
また、休眠期は根が栄養を吸収しませんから、肥料は与えません。
ポインセチアの育て方 年間スケジュールのまとめ
クリスマスを盛り上げてくれるポインセチアですが、実は寒さに弱い植物です。
まず気を付けることは、置き場所と水の与え方。
冬は10℃以上の室内で育ててください。
春になり桜が咲く頃になったら、屋外に出して大丈夫です。
暖かくなるとポインセチアはぐんぐん育ちますから、5月の八重桜が咲く頃に、剪定してひと回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
暑さには強い植物ですが、強すぎる日差しは葉焼けを起こしてしまうので、真夏は11時から15時は、風通しのよい日陰置いてあげてください。
また、夏は暑いからといって、水を頻繁に与えてしまいがちになりますが、与え過ぎて根腐れをおこしてしまわないように注意しましょう。
秋になったら、ぜひ短日処理に挑戦してみてください。
クリスマスには、また赤いポインセチアが楽しめますよ!