絵のやわらかさと優しさで般若心経の内容が心にすぅーと伝わってきます。
引き寄せマダム
著者の諸橋精光さんは、画家であり、実家・千蔵院の住職さんです。
般若心経ってとても抽象的でわかりにくく、
他の解説本を読んでみたけど、
ひとつの行に対して単語の意味など長い説明がつき、
文字を追いかけるのが大変で余計に難しさを感じて遠のていました。
気分を変えこの本を読んでみたら同じ「お経」がとても身近にありました。
この絵本では色と空を波と海に喩えて教えてくれています。
この世の悩みや苦しみはハンニャハラミツの大海のほんの波しぶきに過ぎない。
そして、自分自身も大きな大きなハンニャハラミツの海と繋がっている。
また、大海のなかの波と赤ちゃんに対する大きな母性愛を喩え、
般若心経マントラは赤ちゃんの泣き声。
ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー
はらそうぎゃーてー ぼうじそわか
何かで行き詰まったらプカプカ大海を浮いて泳いで、大きな声でおかあさ〜んと叫ぶ。
すると大いなる母 ハンニャハラミツはすぐにかけつけてくれる。
それでいいんだぁ〜と安心します。
心がやわらかくなって、
般若心経の教えが心にすぅーっと染み込んできます。
何度も読み直したい本です。
引き寄せマダム
諸橋さんの奥様の
「般若心経のマントラは赤ちゃんが泣いているみたい」
の一言で絵本の確信が生まれたそうです。